マスクに続きスーパーやドラッグストアから次々と姿を消すトイレットペーパー。
古くは1973年のオイルショックが有名ですが、震災の時にもトイレットペーパーの買占めがおこり、もはやパニックにおいての日本の伝統行事と言っても過言ではないのかもしれません。
その当時のSNSに、子供から質問されたというお母さまのつぶやきが…。「地震がきたらうんこがたくさんでるの?」
大人のする事は絶対的に正しいと考える幼少期の子供に、この群衆の行動は素朴な疑問として目に映ったようですね。
では現在、連日報道される新型コロナウイルスについて。
厚生労働省のHPの「2020年2月24日 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」では政府に助言等を行うため対策の基本方針の具体化に向けた見解をあげています。
そこでは
●これからとるべき対策の最大の目標は、感染の拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすことです。
と掲載されていました。
確かに、感染の完全な防御が極めて難しいウイルスに対してできる事といえば、その見解が精一杯でしょう。
感染者の状況や感染経路、PCR検査という唯一の検査法から医療機関の状況まで、これまでに判明してきた事実が書かれており、これが今の日本に起こっている現実として受け入れ、その上で一刻も早く事態の終息を願ってやみません。
非常事態だからこそ私達ひとりひとりが不安と恐怖からパニックに陥らないよう行動していかなければならない。
それでも各地で起こるトイレットペーパーの買占め…。
マスクは感染予防のために必要で、買い占めたい心理は理解できます。ですが、なぜまたここでトイレットペーパーなのでしょう。
「ティッシュが中国産で、新型コロナウイルスの影響で生産ができていないため品薄になる」
「マスクとティッシュペーパーは同じ材料だから品薄になる」といった理由から、デマが拡散されツィッターが炎上。
いつの時代にも情報に振り回される人間の証ですね。
とある記事に、心理学者の内藤誼人先生は「人間は不安を感じるからこそ、進化をしてこられた」と掲載がありました。
不安を感じるからこそ、それを避けるために自己防衛行動を起こす。
不安と言うと悪いイメージですが、実は人間にとって不安とは非常に役立つ感情であることが心理学的に明らかにされています。
老後に不安を感じるから、健康に気遣いせっせと貯金をする。これも防衛行動のひとつですね。
一番ダメなことは、「不安を感じているが、行動しない」です。
もし、不安を感じたら行動してください。「不安は行動することでしか解消されない」のです。
こうなると、今回の騒動も「トイレットペーパーの買い込みは不安とうまく付き合う方法」ということで納得せざるを得ないという解釈になりますね。
日本人の防御本能に刷り込まれているのか。買占め状況についてこれ以上のご説明も必要ないかと思います。
そしてぜひ落ち着いたら、研究テーマのひとつとして学者の方にお願いしたいです。
パニック時にトイレットペーパーという安心を買い込む日本人心理の分析を。
以上
今回のこの内容はライティング勉強の一環です。
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