あなたは自分の理想の人生や理想の生活を考えた時に、理想の人物がいるでしょうか?いないというなら、要注意ですね。
あなたにとっての理想像は必要です。
なぜなら、生き方のモデルや指針となる存在が実在の人物だと、より一層のイメージがつきやすいからです。
「こんな理想の生活を送っている人がいるんだぁ♬」と、脳にイメージをしっかり焼きつけましょう(^O^)/
理想像を明確にする
まず、あなたがなりたい理想像をしっかりと立ててしてください。自分がどうなっていきたいかを明確にすることが重要です。
けれど、なかなかそれが明確にならない、わからない。ということもありますよね。
それなら、あなたが実現したいこと・夢や目標を文字という形にして、色々といっぱい書き出して頭の中を整理していきましょう。
自分の好きな場所で書くのも良いですね。高級なホテル、お気に入りのお洒落なカフェ、掃除が行き届いた部屋や落ち着ける書斎。気持ち良い空間で、理想の生活を想像する…。それだけで頭の中や心がウキウキします。
ウキウキするという事は、あなたの快適という感覚です。その感覚を大切にしてください。
快適ならウキウキするって?単純だなぁ?
そう、脳みそは単純シンプルなんです。!(^^)!それを「考えるというあなたの思考」が複雑にしているだけですから。(笑)
理想像は変化する
ここで問題なのが自分にとってどんな人が理想なのか、最初のうちは分からないことが多いです。
色々と書き出して頭の中を整理したはずですが、やっぱりどんな人が良いのか、どんな生活が良いのか、決めきれない。
例えば、私は子供の頃に「キャリアウーマン」になりたかったです。キャリアウーマンって言葉が、古いんですが(;^_^A
大手の企業で働いてバリバリと仕事をこなし、男性の中で女性ひとりでも物怖じせずに発言し、周りからも信頼と尊敬のまなざしで賞賛される…。
そんな女性って、すてきー!カッコイイー!と思ってたんですが、いざ大人になって自分も会社で働くことを経験すると、その理想像は嫌だなぁと思うようになってきました。
なぜって?
だって会社という組織の中だと、自分の思うようにならないことも多いだろうし、そもそもキャリアウーマンとして熱中できるやりたい仕事がピンとこないし。残業や出張も多そう?朝から晩まで,好きかどうか分からない会社の仕事ってしたくない。(+_+)
私は高卒女性なので、それでキャリアウーマンになれる大手企業なんてあるんだろうか?という素朴な疑問もありました。
どんな職種で働きたいか、それが全然イメージできない。たくさんの会社を詳しく調べたり、就職活動もしたことないし、キャリアウーマンになるための努力をしたい!と高校卒業の就職当時は思わなかったから。
就職活動という意味では世間知らずかもしれませんね。
理想像がどのように変化したか
正社員で2社経験して、通年25年ほど働き45才の年になりました。ずっと会社で働きつづけていたにもかかわらず、このまま働こうと思えず、定年を迎える事をイメージできず。社内にいるのに部外者でいたいと言う意識が強くあったり…。
なので、自分でやりたい事を見つけたいって考えるようになりました。
自分のしたい事を仕事にしていく方が良いよなぁ。したい事、好きな事、得意な事なら、朝から晩から頑張ってこなしても、達成感や満足感があるだろうし。
自分の仕事なら、私が好きなように、効果的だと思う方法に工夫することもできるし。私のやりたい事って一体何なの?と強く疑問を抱き始め…。
私が働いていた会社って「前例がない」とかで、全然変化できなかったんですよね。もっと○○した方が効率が良いのでは?という話し合う場もなかったから。
日本の一般的な会社って、だいたいはこんな感じなのかな?と思うので、もう「会社」というものに期待しなくなったというか。んじゃあ、そこで働く「キャリアウーマン」を理想として魅力を感じなくなったというか…。
ともかく、正社員として働いている会社に違和感を大きく持ち始めたのです。会社で言われたことをこなす、心を無にして働いている自分自身への残念感という表現があっているかも。
色々と経験してしっくりする事を探す
思い切って正社員を退職して、自分のやりたい事探しがスタート!色々な交流会に行ったり、色々なセミナーに行ったり、色々な人に会ってビジネス話したり雑談したり。
ある日、超大手有名企業に勤める趣味友達から誘われ、そこにアルバイトに行く経験もしました。セキュリティがとてもしっかりとして、自分の机に行くまで、何度もカードをピッと通したり。
なんかキャリアウーマンみたいでカッコいい?とか思ったりしました。(笑)大手企業で働くことがなかった私にとって、とても新鮮な感情です。これって私が描いてた理想のキャリアウーマンが働く会社?
ひとつの仕事をするメンバーをチームと言ったり、プロジェクトと言ったり。それを最初に聞いた時は、「わー♬ホントにそんな言い方するんだ。」などと感激!
でも、よく見ているとほとんどが疲れた元気がないオジサンでした。若手の方は、有名一流大学卒業の頭が良い方が多い?ので、仕事に対して批評というか、あれこれ口が達者で愚痴と言うか文句が多いというか…。
私の感想は、「あなたが属している会社の仕事なんだから、さっさとやれよ!それが嫌なら会社をやめろ!」と思ったり。(笑)
その他にも。
私が会社員の頃は制服支給されていたので、私服スーツに憧れて、パリッとしたパンツスーツで名刺交換して商談する女性をカッコいいと思いましたね。
けれど今は、「スーツを自分で洗濯アイロンするの大変だなぁ。(+_+) クリーニングに出すにしても、クリーニング屋さんに頻繁に行くの面倒だなぁ。営業時間中に行けるかなぁ」とか。変な心配しだしたり。(笑)
他にも。
コンサルティング業ってデキる人の代表格!カッコイイ!ってイメージもありました。けれど、いざ世の中を見渡すと、誰でもコンサルしてますって言ってるよなぁ、どれがいったい本物なの?ホントにコンサル業で結果出してるの?と考えたり。
そしてキャリアウーマン的な雰囲気で、仕事を全面にだしてバリバリ働いている女性を見ても、カッコいいとか羨ましいとかも感じなくなりました。
実際に、朝から晩まで働いてる女性を見ると、「あんな風にはなりたくないなぁ。(+_+)」といった感情が出てきて。
このように、私の中で理想の像だったはずの「キャリアウーマン」が、理想としなくなっていったんですよね。
理想の像の変化は最高の理想に近づく第一歩
理想像が変化するって、真面目な人や柔軟性に欠ける人だと「悪いこと」と捉えるかもしれません。
私に例えるなら、「理想はキャリアウーマンのハズなのに目標から逃げている!そんなことはダメだ!もっと頑張らないと!」とか?
あなたが、もし他にやりたい事ができたなら、興味の矛先が変化したってことなので、最初に設定した目標にこだわらなくても全く問題ないです。思い描いていた理想像でないと実感できたら、さっさと目標設定を変えて、変えた方向に行きましょう。
なりたくもないキャリアウーマンを理想像として持ち続けるのは、時間の無駄。
もうひとつ。
もしキャリアウーマンになれたのだとして、次は自分が社長になりたい!と理想像が変化したら。それはキャリアウーマンという理想像の第一ステージは叶えたから、次のステージに向かってることですよね。素晴らしい!
理想の変化は全然悪くないですよ。むしろ、本当の自分の声なので大切にしないとね。(^_-)-☆
そして、どんどん自分の最高の理想像に向かって行ってください。
あなたが色々と経験を積むと、今まで見えていなかったことが見えてきます。ぜひぜひ色々なことを経験して、心の声の変化を聞いて、敏感に対応していきましょう。
理想像が明確になったら
さあいよいよここからが本番です!理想像が見えてきたら。
私の場合は理想像が明確になるまで2年半年くらいかかりました。時間がかかりすぎ?長かった~(>_<)
退職して一年目は全くの五里霧中状態。どこで何を探したらよいのやら。
二年目からぼんやりと、インプットしたことをアウトプットしたい。「人に何かを伝えたい」と思いながら、具体的に誰に何を伝えたいの?とウロウロしました。(+_+)
キャリアウーマンという理想像は無くなったのですが、働き方・ビジネスに興味をもっていたので、やはり仕事で活躍したいとの想いが強くあり。
最終的には「生きていく上で大切なことを人に伝えるお仕事」をしたいと思うようになりました。
なぜそう思うようになったか。それはリアルでは色々な人に会って、オンラインでは気になる人のブログやメルマガを読んで。
その中で、「この人素敵だなぁ。言ってること共感できるなぁ。こんな働き方・生き方したいなぁ。なんか気になるなぁ。」という、自分に合った人を見つけていったのです。
最初の五里霧中状態で色々な人に会っていましたが興味が無くなると、そのセミナーやらお茶会やらには参加する気が無くなってくる。そして、行かなくなる。
それで良いんですよ。(^_-)-☆
あなたが面白い・楽しいと思っている場所は、そこに参加している人も面白い・楽しいと思って参加しているので、その時点で考え方や波長は合います。その場所、空気感が合わなければ、相手の人も参加しないはずですから。
そうやって人生に必要な「理想像」というのは、自分が興味を持つ場所に潜んでいるんですよね。それを発掘していく作業は楽しいです。(^^♪(笑)
理想の人に会い、共に過ごす時間を増やす
理想像が明確になったら、その理想の生活を実現している人を見つけて会いに行く。時間を共に過ごす。
理想の人に会うと、こんな風になりたいという感情がもっと出てくるハズです。理想の人と共に過ごす時間はとても効果的ですよ。
だって、実際にあなたの理想の生活をしている人だから。その人の持ってる考え方、行動習慣を身に付ければ、あなたも限りなくその人の生活に近づけます。
「理想の基準」は人それぞれに違うから、色々な人に会う事は本当に有効です。その中で、あなたが思う良い悪い、憧れる憧れない基準を一番大切にしましょう。
自分にとっての基準で行動する。芯、軸、核となる部分ですね。
まとめ
あなたが理想の生活を送りたいのなら、理想像を明確にしましょう。そのためには…。
- 理想の生活・夢や目標をたくさん書き、頭の中を整理する。
- 自分が何か好きなのか感覚を磨いていく。
- 感覚を磨く方法は、数をこなして色々な人に出会い、素敵だと思う人を見つける。
- その人が何か違うと感じるなら、また違う人を探して会う。
- ぴったり理想の人が居たらオッケー。
- ぴったりの人が居ないなら、複数の理想の人の憧れる箇所を整理する。
- 色々な理想の箇所を足していって、自分のオリジナル理想像を明確にする。
注意することとして「色々と経験する」なかで理想像が変化したなら。「なぜ理想像が変化したのか」理由がハッキリわかった方が、心の状態としてモヤモヤが晴れてスッキリします。
これを話し出すと長くなるので。(>_<)そこはまた別の機会にお話しましょう。
では、また~♬(^O^)/